カボチャ・コスモス畑の回-2(2023.10.28)


会場:柳瀬まちづくりセンター

内容:『カボチャ・コスモス畑』の仕上げ

  • 写真資料だけでなく、カボチャ・コスモスともモチーフ持参もOK です。


メモ:
曇りです。厚着をすると暑くて、薄着だと寒いです。

最近の製作途中の作品を仕上げます。

◯見どころを設定して描く。
→特にコスモス畑は広い平らな景色です。描きやすい遠くの建物や林をきちんと描くと、その手前のコスモス畑の遠くの方が省略した描き方をしているのにピントの合い方がおかしなことになります。恐らく見どころはコスモス畑のカタマリや近景のコスモス一輪だったりしますので、そこにピントが合った状態で描くと良いでしょう。

◯背景を描くときには平らなベタ塗りが正解とは限らない。
→特にカボチャ等の一個のモチーフを画面内に描く時には、設置された状況の事務机や汚れた壁紙を描く必要はありません。かといって一色ベタ塗りの背景にすると、カボチャなどの色や凸凹の情報が少ないモチーフだとあっさりしすぎる絵になってしまいます。同系色の濃淡・水彩ならではのにじみやぼかし・モチーフに合わせた複雑な濃淡等、モチーフの邪魔にならない程度に遊んでみましょう。きっと単調なものにならずに趣が出ると思います。

秋の展示が近づいて来ました。絵の具で描く『足し算』の要素は大事ですが、水だけの筆で色を抜いて光を感じさせたり輪郭を甘くしたりする『引き算』の要素も、仕上げには大事ですよ。