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水に浮かんだ野菜の回-1(2022.07.23)


会場:柳瀬まちづくりセンター

内容:静物『水に浮かんだ野菜』

  • 器と野菜が必要です。家にあるものを持ってきてください。集まったモチーフを現場で組み合わせます。
  • 器は、金ダライ・木桶・和風な皿・ガラスの器・鉢状のもの・等です。
  • 野菜は、トマト・ナス・里芋・ミニトマト・スイカ・キュウリ・トウモロコシ・カボチャ・等です。葉っぱや茎や根や弦はついたママだと更に良いです。
  • 背景が会議机だと味気ないので、ランチョンマット等の敷物があれば持参してください。


メモ:
晴れです。時々Yahoo天気アプリから『もうすぐ雨が降ります』と連絡が来ますが、ピンポイントな雨雲情報だったりして降らない時があります。

この時期野菜を描く機会が多いのは、花が丁度良く咲いていない(紫陽花は先月位)・日差しがキツイ(写生が厳しい)・野菜の収穫が多い(みなさん家庭菜園で同時期に収穫しておすそ分けされる)、の複合条件によるものです。今回はその野菜を水に浮かべた状態で描きます。

水に浮かべますと、水の中に沈んだ部分は光の屈折で歪みます。水面には映り込みがあります。特に光源(蛍光灯)の真っ白のキラリが水面に現れます。ガラスの器ですと、横から透けて見えます。ガラスの厚みのドロンとした部分があります。木桶ですと、水が木に染み込んだりしています。金属のボールですと、強めの陰影と映り込みが現れます。

今回も最初に5分程度、構図を探る時間をとりました。モチーフのディティール(詳細・細部・凸凹)を探るというよりは、画面内のモチーフと余白の関係を探るためです。いきなり見たママを描き出すと、大事な見どころが画面内の良い位置に来なかったり、余白が不本意に大きくできてしまったりします。そうならないように、簡単な線で構図を探ります。数種類意図的に異なる構図を描ければ、その中のベストを選べば良いですし、どこからどこまでモチーフを画面に入れ、どの部分をカットするのかを気づければ、こじんまりとした構図を避けられたりもします。

Sさん本日お休みでしたが、野菜を提供していただきました。ありがとうございました。