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グリザイユ画法に挑戦の回-2(2024.08.24)


会場:東川会館・埼玉県所沢市松郷140-3

内容:『グリザイユ画法に挑戦』-2


メモ:
晴れ。暑いのは当然ですが、エアコンがすぐ効く気がします。(*´∀`)

『グリザイユ画法』に挑戦の2回目、風景画編です。最初にしっかり白黒描写で陰影を描いて欲しいので、15時までは白黒描写、それ以後カラー着色描写と条件設定しました。φ(..)

◯影を段階分けして描く。
→色々な考え方がありますが、ざっくり3段階に分けて説明します。最初に薄い影を大きな面積で太い筆で描きます。次に中間の濃さの影を中くらいの太さの筆で描きます。最後に濃い影を細い筆で描きます。この描き方をすると、最初に薄い色で大きく筆を運ぶので、はみ出して塗っても失敗には見えないのと、全体の作業が大きく進むので、早く完成の雰囲気に近づけると思います。(^_^)

◯大きなカタマリごとに陰影を考える。
→近景の雑木林の『葉の陰影』を描くことも必要ですが、樹木1本ごとの大きなカタマリとしての陰影を先に薄めにつけておくと、全体の立体感が表現できてきます。細かい陰影描写はその次にすると良いでしょう。\(^o^)/

◯にじみ・ぼかしを効果的に使う。
→水を多く使って濃淡をつけると、水彩ならではのにじみ・ぼかしができて絵が楽しくなります。影を描く工程でも次の着色の作業でも、均一な着色では表現できない濃淡があると画面内の『なんだか物足りない部分』が減ってきます。(´ε` )

グリザイユ画法は、陰影と色調とを分解して進める画法です。理解が進むと、陰影表現による立体感がうまく出せるようになると思います。と同時に作業スピードも早くなると思います。失敗を恐れず、どんどん描いて行きましょう。(^.^)